木工教室でベテランになるためには

木工教室に通うのは趣味のための人も多くいますが、中には家具職人としてプロになることを目指している人もいれば、実際にプロの現場で働いている人が更なるスキルアップを目指している場合もあります。

そのように、これらの教室は単なるカルチャースクールの域には留まらず、本格的に技術を学ぶことができるようにもなっています。

では、こうした教室で技術を学んでいく場合、どのくらいの時間をかければベテランと呼ばれる域に達せられるのか。

それが気になるところです。

大体の期間として、通い始めてからベテランと呼ばれる状態になるためには最低でも二年以上の時間は必要となります。

最初の半年は基礎を学び、道具の扱い方を主に覚えていきます。

そしてあられ加工やほぞ加工など、木材を加工するための技術を覚え、組み立てなどができるようにすることを覚えるのです。

次の段階に達したら応用を覚え、まずは箱物加工として小物入れや引き出しや棚などを作る作業をします。

これでまた半年ほどの時間が必要になります。

それらが終わったら次は脚物加工に入り、椅子や机などバランスが必要になるものを作って行く作業。

これらも半年から一年の習熟期間が必要だと見られています。

こうして二年近い作業を終えた後で、ベテランとして自由に家具を作ってみるコースとなるのですが、そこで設計とかを覚えていくこととなり、また新たに覚えることが一気に増えるというのが現実です。

このように基礎から始めてベテランになるまでは最低でも二年かかり、その先で更に腕を磨いていくことでよりいっそうの高みを目指すというのが木工教室のカリキュラムとなっています。